
青山剛昌短編集2
■ストーリー
『探偵ジョージのミニミニ大作戦』
黒服の怪しい男達に追われていた芦川麻美。彼女が逃げ込んだ先は、とあるビルの屋上に有る探偵事務所だった。しかし、威勢の良い声は聞こえるが、どこにも姿が見えない。「お前の後ろだ!」と言われ振り向くと、そこには何と手の平サイズの人間が立っていた。
『プレイ イット アゲイン』
70歳を過ぎた頑固なじいさん剣三十郎。昔は名を知られた剣士だった。授業参観日の朝、三十郎は孫娘の道子に刀を差していることを嫌がられ、学校へ行くことを拒否される。結局、年には勝てず頭脳作戦で、一本とられてしまった三十郎は、そのまま眠り込んでしまった。目が覚めた三十郎は急いで学校に向かうのだが、その姿形はいつのまにか若い日の三十郎に変わっていた。
『夜空に飛び立つ10個の惑星』
作家である夫・工藤優作がいなくなったと連絡を受け、息子の新一を連れてホテルへ向かう由希子。ホテルの部屋では、幾つもの出版社の人間が、明朝締め切りの原稿が出来上がるのを待っていた。優作は、出版社の人達の目を盗み、メッセージが吹き込まれた1本のテープを残して失踪したのだ。
■キャスト
剣三十郎:茶風林
桜三十郎:山口勝平
剣道子:大谷育江
仲代達也:千葉一伸
取手:高木渉
巻田:横尾博之
春江:水原リン
かおる:山崎和佳奈
玲奈:岩居由希子
先生:長嶝高士
生徒:小上裕通・小池亜希子
制作年:1999年
©青山剛昌/小学館・TMS・ユニバーサルミュージック