2004年に全米で公開された劇場用アニメYu-Gi-Oh! The Movieの日本特別版
ゲーム好きの内気な少年・武藤遊戯が、パズルの最後のピースをはめて、逆四角錐の千年パズルを完成させると、少年の中に「名もなきファラオ」としてのもう一人の人格が目覚める。このときエジプトで、これと似て非なる、正四角錐の形をしたもうひとつのパズルが共鳴する。そして邪悪な影が永い眠りから目覚めた。「我はアヌビス。ファラオを滅ぼし、ファラオを生むものなり…」。海馬は遊戯の持つ三枚の神のカードを超えるため、海馬コーポレーションの研究室でシミュレーションを行っていた。3体の神の前になすすべもない海馬は、三幻神を超える力を得るためにペガサスを尋ねる。そして、童美野町美術館を偶然訪れた遊戯と杏子。遊戯は美術館に展示された正四角錐のパズル「光のピラミッドのオブジェ」は光の王の象徴で千年パズルと対極をなすものだと知る。さらに隣室に展示されていたミイラの棺の前で遊戯は不思議なビジョンを見るが…。
制作:2010年
©高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS